ワクチン未完了の子犬のお散歩について

ワクチン未完了の子犬のお散歩について

子犬をお迎えしたあと、「ワクチンが全部終わるまで外に出してはいけませんか?」というご質問をいただくことがあります。
ワクチン接種が完了していない時期は感染症への注意が必要ですが、一方で子犬の時期は、人や音、外の環境などに慣れていく社会化にとっても大切な時期です。
そのため、すべての外出を一律に避けるのではなく、感染リスクをできるだけ抑えながら、安全な方法で外の世界を経験させることが大切です。

地面を歩かせる前に獣医師へ確認しましょう

ワクチンの接種時期や回数、地域の感染症リスクなどによって、地面を歩き始めてよい時期は異なります。
そのため、「何回目のワクチンから必ず散歩可能」と一律に判断するのではなく、接種を受けている動物病院へ確認することをおすすめします。

ワクチン未完了の時期は、感染リスクを避けながら、安全な形で外の音や人、景色に慣れてもらうことがポイントです。

抱っこで外の環境に慣らす方法もあります

まだ地面を歩かせることに不安がある時期は、抱っこやキャリーバッグ、ペットカートなどを利用して外へ出る方法があります。
車の音、自転車、子どもの声、人の姿、風やさまざまな生活音などを経験することは、社会化のひとつになります。
無理に長時間外へ出す必要はなく、最初は短い時間から少しずつ慣らしてあげましょう。

不特定多数の犬が利用する場所には注意しましょう

ワクチンが完了していない時期は、他の犬の排泄物が残っている可能性のある場所や、不特定多数の犬が集まる場所への接触は慎重に考える必要があります。
ドッグランや犬が多く利用する公園、ペット関連施設などでは、ワクチン状況の分からない犬やその犬が利用した場所との接触を避けることが大切です。

他の犬と会わせる場合

子犬同士や成犬との交流も大切ですが、相手の健康状態やワクチン接種状況が確認できる犬との交流を基本にしましょう。
体調不良の犬やワクチン状況が分からない犬との接触は避けてください。
衛生管理がしっかりされたパピークラスなどについては、獣医師と相談しながら参加を検討する方法もあります。AAHAは、適切な衛生管理や感染リスクへの配慮がされていれば、社会化をワクチンシリーズ完了まで必ずしも遅らせる必要はないとしています。

お散歩を始めた後も無理をさせないようにしましょう

獣医師から地面を歩いてよいと言われても、最初から長時間歩かせる必要はありません。
数分程度から始め、においや音を確認しながら、その子のペースで少しずつ散歩に慣れていきましょう。
怖がって動かない場合は無理に引っ張らず、安心できる経験を積み重ねていくことが大切です。

その子に合ったタイミングを大切にしましょう

ワクチンの進み方や月齢、体調、生活する地域によって状況は異なります。
感染症対策と社会化の両方を大切にしながら、その子に合った方法で外の世界に慣れてもらいましょう。
判断に迷った場合は、接種歴を把握しているかかりつけの獣医師へ確認してください。

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